1月1日(日) 「目を覚まして祈れ」
2023年01月08日
コロサイの信徒への手紙4章2~6節
- 2023年の干支は「うさぎ」です。聖書には旧約で2か所、食物規定で食べてはならない汚れた動物として「野兎」が登場するのみです。
- しかし、教会ではイースターで馴染みのあるうさぎは、多産で繁殖能力が高いため、新しい生命を生み出す象徴として用いられています。
- うさぎは警戒心が強く目を開けたまま寝られます。そこで「目を覚まして祈る」ことに注目しました。「目を開けて祈る」ではありません。
- 人間性を崩そうとする誘惑や攻撃が絶え間なく襲う中で、目を覚まして警戒していなければ、生かされている実感を失うことになります。
- 傲慢な者は自分を絶対化し、神に祈る必要がありません。神との関係を断ち切って、あるべき状況から切り離そうとする悪しき力が罪です。
- 目に見える世界が絶対だとする勢いが強い中、目に見えない信仰や愛、霊性こそが人間を深めるものです。そのために目覚めて祈るのです。
- まず神の言葉を聞き、塩で味付けられた快い言葉としての喜びや感謝を周りに伝えつつ、共なる祈りを捧げていく一年といたしましょう。