1月10日(日)「神のものは神に」
2021年01月16日
ルカによる福音書20章19~26節
- 普段は相容れないユダヤ教の指導者たちが、主イエスを捕える機会を狙って一致団結し、罠にはめようとやって来た場面です。
- 問いの前半はいかにもとってつけたようなセリフです。甘い言葉で調子に乗らせ、言わなくても良いことを言わせようとしたのでしょうか。
- ところで、と急に本題に入り、みんなの関心事となる税金に関する質問をしました。これは、いずれに答えても追い詰められる問いでした。
- 皇帝に税金を納めなくて良いと答えれば、ローマに対する反逆で訴えることができます。逆に答えれば人々の失望を招くことができます。
- しかし主は、納税の可否について答えるのではなく、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と答えられました。
- わたしたちは、納税はともかく、神のものを神に返しているでしょうか。神の名を使って自分の正義を絶対化していないでしょうか。
- 神のみを神とし、自らは神の前でいつも打ち砕かれ、相対化していくこと。まことに権威ある神に栄光を帰する生活を送りましょう。