１月１６日（日）　「悪霊を追い出す」

マルコによる福音書５章１～２０節

• 悪霊というのは、人間らしさを奪う邪なものです。奪われた人間性を取り戻すべく、主は向こう岸、異邦の地に向かわれたのです。
• 悪霊に取りつかれたこの人は、家という基点を失い、荒涼とした墓場を住まいとして、そこで叫んだり暴れたりしていました。
• 彼は「レギオン（大勢）」と名乗り、数を頼みとしていました。それに対し、主イエスは神一人を頼みとする言葉を発します。
• 主イエスは悪霊に「この人から出て行け」と命じ、かけがえのない「１」を取り戻し、あるべき全体を造り替えてくださいます。
• 悪霊に取りつかれ、自分で自分を失っている者のためにこそ、主イエスはこの世に来られ、解放するために向かわれるのです。
• 自分でも何をしているのか分からない、そういう問題性を知るがゆえに、主イエスは十字架で執り成しをしてくださったのです。
• 自己回復をした者は、神に受け入れられた経験から、人を受け入れる人間へ変えられます。そこから命の交流が起こるのです。