1月17日(日)「復活の時には」
2021年01月23日
ルカによる福音書20章27~40節
- 少数派ながら影響力を持っていたサドカイ派は、富裕な貴族階級で政治家も多く、祭司長は必ずサドカイ派から出ていました。
- 政治的日和見主義、世俗的物質万能主義、進歩的文化主義という姿勢をとっていました。復活を否定し見える世界をすべてとしていました。
- 彼らはレビラート婚を根拠に主イエスに論戦を挑みましたが、自分でも信じていない復活の問題をもって迫るのは無理がありました。
- 天上のことを地上のことで判断しようとする。永遠の世界をこの世の時間内で判断しようとする。ここにちんぷんかんぷんが起こります。
- 「死」には客観化できるような三人称の死、愛する者の死としての二人称の死、決定的なこの私の死としての一人称の死があります。
- 三人称の死のみに終始するサドカイ派の人々に対し、主イエスはモーセ五書から今も生きて、わたしたちを導く神をお示しになりました。
- 死は命を想像された神によって創られたものです。神が共におられるなら死は終わりではなく永遠の命の初めとなる。これがわたしたちの慰めとなります。