1月8日(日) 「捨てられた親石」
2023年01月21日
マルコによる福音書12章1~12節
- 神はこの世界を創り、人間が生きていくために必要なものを備え、人間に信頼を寄せてすべてを委ねて収穫を待っておられます。
- しかし、管理を任された農夫(人間)は所有者になることを企みます。そのために収穫の催促に来た者たちを無下に扱ったのです。
- 主人は最後に愛する「息子なら敬ってくれるだろう」と送り出しますが、ついに殺されてしまいます。突発的ではなく計画的にです。
- 僕たちが散々な目に遭っているのに息子なら、と送り出すとはお人好し過ぎると思いますが、どこまでも信じ期待し赦すのが神の愛です。
- これは単なるたとえ話ではなく、お語りになった神の子イエス・キリストは、このわずか3日後には十字架で殺されることになるのです。
- 人間が自分の権威をもって亡き者として捨てた石が、新しい館のコーナーストーンとなる。神の愛と正義こそが新しい共同体を作るのです。
- たとえ話を聞いた人々は悔い改めを求められたのです。立ち去るのではなく、ぶどう園を受け継ぐ者とされるよう主の元に留まりましょう。