10月17日(日) 「主イエスの家族」
2021年10月24日
マルコによる福音書3章31~35節
- 主イエスが活動しているところに家族がはるばるやって来ました。それは主イエスを取り押さえるために来たということでした。
- ある日家を離れた長男イエスの情報は、家族にとって厳しいものでした。あの男は気が変になっているとまで言われていたからです。
- 何とかしなければ、という思いの者たちに向けられた言葉が、「神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ」です。
- 主イエスは血縁関係の家族を否定したわけではありません。もっと大きく、新しい神の家族として生かし直そうとされたのです。
- 自己本位に生きる現実から、人々と共に生きる現実へと進ませる、神の御心を聞くために集まっている者には慰めの言葉となります。
- 人間皆兄弟などという曖昧な表現ではなく、神の御心を行う人、という具体性の中で真の共同体の形成を示されたのです。
- 主はまず御父を重んじられました。決定的な存在としての父を垂直の軸として、水平関係を整えていくところに神の家族があります。