10月9日(日) 「先頭に立つ主」
2022年10月15日
マルコによる福音書10章32~34節
- 主イエスによる三度目の受難予告を聞きました。しかし主は、それで全てが終ってしまうのではなく、復活も予告されたのです。
- 弟子たちはこれを聞いてどう思ったでしょうか。この時点では、誰にも理解できなかったのです。主の復活後に分からされたのです。
- 主は肉体的に苦しまれただけでなく精神的な苦しみも徹底的に味わわされました。それをわたしたちに先立って受けられたということです。
- それは、この世を生きるゆえに受ける苦悩に打ちひしがれているわたしたちを理解し、共にいてとりなしてくださるためだったのです。
- 言われなき苦しみであっても、自業自得的な困難であっても、主の十字架に結びつけるときに、苦しみを受け止めなおすことができます。
- 主は受難の予告と共に復活の予告もされました。苦しみが苦しみのまま終わることがないことも明瞭にされたのです。
- 世の中は確かに暗さに満ちていますけれども、苦しみの無い勝利もありません。苦難から栄光へ、死から命への救いの道をたどりましょう。