１１月１２日（日）　「裏切る者」

ヨハネによる福音書６章６０～７１節

• ６章は、場面も登場する人々も、ガリラヤ地方からカファルナウムの会堂、五千人を超える群衆から十二人の弟子たちへ焦点が絞られます。
• そうしていく中で、主イエスが与えようとされている救いと、人々が求めるものとの違いが明確にされていき、離れる人が出てきました。
• 主イエスはそうした人々を見ながら、身近におられる弟子たちに「あなたがたも離れて行きたいか」と信仰の確認、再決心を促されます。
• その問いに対してペトロが立派な信仰告白をもって答えます。しかし、その信仰は最後まで全うできないことをわたしたちは知っています。
• 確かにペトロはその時本心から告白したことでしょうが、聖霊によるものでなく、自分の知識や経験から来る肉のものだったのです。
• 主イエスはご自分が選んだ弟子たちの中で、ユダが裏切ることをご存じでした。結果的に裏切るのはユダだけではなくみんな逃げたのです。
• しかし主は、そうした裏切る者を裁くのではなく、赦すために、信仰弱いわたしたちのために十字架で贖いとなってくださったのです。