11月14日(日) 「嵐の中で」
2021年11月20日
マルコによる福音書4章35~41節
- 主イエス・キリストは、人間らしさを奪う様々な混乱や困難を象徴する海を鎮め、真の平安の内に人間性を取り戻させる救い主です。
- 船は教会のシンボルとしても描かれています。主は波や風に翻弄され漕ぎ悩む者と共にいてくださり、平安を与えてくださいます。
- わたしたちは困難を通して神を見るのではなく、神を通して困難を直視し、それを避けることなく神を信頼して進み行くのです。
- 主イエスは嵐のただ中で眠っておられました。荒れ狂う現実の中で眠ることができる平安はどこから来るのか考えてみましょう。
- 弟子たちには残念ながら、その余裕はありませんでした。「主イエスならなんとかしてくれる」という信仰に留まっていたのです。
- これまで主イエスと共にいて、様々な奇跡を目の当たりにしてもまだ「この方はどなたなのだろう」と主を理解できないのです。
- この出来事は主の「向こう岸に渡ろう」という一言から始まりました。どうなるか分からないけど主が共にいてくださる。それだけを信じる信仰が問われます。