11月27日(日) 「実現した神の計画」
2022年12月04日
ルカ福音書1章1~25節
- ルカ福音書と使徒言行録は冒頭がテオフィロという人物に宛てた献呈文となっています。この名は「神が愛された者」という意味です。
- 個人に宛てたようでありながら、神に愛された一人一人に、イエス・キリストを通して実現した神の愛、救いの事柄を描き出すのです。
- 登場したザカリアは、「神覚えたもう」という意味の名です。しかし、神忘れたもうのではないかという現実を生きていました。
- 彼は年をとっても子が与えられず、世継ぎがいないという状況、そして社会的にも民族の独立をローマの支配下によって奪われていました。
- 彼は当時2万人いると言われる祭司の中からくじを当てて神殿の聖所で香をたくという務めにあたりました。そこで事件が起こったのです。
- 天使によって子が与えられると告げられた彼は、不信仰ゆえに沈黙させられました。その期間を経て神によって変えられていったのです。
- わたしたちも、沈黙させられるような状況を通して、将に来たらんとする救いを待望しつつ歩みを前進させていきたいアドベントです。