12月18日(日) 「主の道を整える者の誕生」
2022年12月25日
ルカ福音書1章57~80節
- ザカリアにとって、不信仰ゆえに罰として口が利けなくなったと思えるこの期間が、実は神の配慮であったことに気づかされます。
- 自己主張、自己表現の手段を失ってしまった彼は、深い沈黙の中で、自らの不信仰を詫び、神の赦しを求めて祈り続けたと思われます。
- 洗礼者ヨハネの誕生とともに口が開けて最初にザカリアがなしたのは、愚痴や呟きではなく讃美でした。ここに彼の悔い改めの実を見ます。
- 自己判断による「これまで」から、神による「これから」へと方向転換すること。沈黙から讃美へと変えられたアドベントでした。
- ザカリアの讃美は、救い主到来による自由と、主の道備えをするヨハネの使命について歌っています。
- ヨハネは「神憐れみ深い」という意味です。ザカリアの家系には無い名前でしたが、ただ神の憐みこそ原点として天使の命令に従いました。
- 高い所からのあけぼのの光としての御子イエスの誕生は、暗闇に座しているわたしたちを、神の憐みの光が遍く照らし出す時なのです。