12月20日(日)「神は独り子を与えられた」
2020年12月26日
ヨハネによる福音書3章16~21節
- ヨハネ福音書はいわゆるクリスマス物語を記していませんが、神の独り子の誕生を光がこの世に来たと表現しています。
- 主イエスが来られたことによって、光の場所と闇の場所がくっきりと分かれるようになりました。どちらに行くのか問われています。
- わたしたちは光の方を選ぶ思いはあるものの、光の中で明るみに出されると隠れたくなるような自分がいることも知っています。
- あるいは、もうすでに自分が光の中にいるように思い、自分の罪を認めず、それが明らかにされることを拒む思いもあるのが現実です。
- 自己中心的で自分の罪に気づかず、平気で人を裁く。その的外れを罪と言います。表面的な反省ではなく、悔い改めが求められます。
- この箇所の背景は、ニコデモが夜、主イエスのもとを訪ねてきた場面です。闇を歩んできた者が、光の子と出会って変えられるのです。
- 神の独り子は裁くためではなく救うために来られました。神の赦しと愛によって、新しく生まれ変わらされ、永遠の命へとつなげられます。