12月24日(土) 「飼い葉桶の中に」
2022年12月31日
ルカ福音書2章1~7節
- だんだん飼い葉桶に焦点を合わせるかのような表現がされています。そうしなければ、救い主の誕生は誰も気づかない出来事だったのです。
- 最初のクリスマスは、誰にも知らされずに起こりました。神の民の誰にも知らされず、唯一羊飼いには事後報告がなされています。
- 「きよしこのよる」でも飼い葉桶にいとやすく眠る御子を歌っていますが、神の子がそんな生まれ方をすると誰が思うでしょうか。
- ヨセフもマリアも、宿屋に泊めてもらえず、どんな惨めな思いで子の誕生を迎えたでしょうか。神の子であると知らされているのに。
- しかし、この飼い葉桶は救いの「しるし」として示されました。神からの離反と回復を繰り返してきたイスラエルに示されたしるしです。
- 決して衛生的とは言えない飼い葉桶、それはわたしたち自身ではないかと思わされます。汚い、臭い、暗いのはわたしたちの姿です。
- 飼い葉桶に寝かされた主の傍らに立つわたしたち。救われた喜びを携えて、新しい歩みに送り出されていくクリスマス(救い主礼拝)です。