12月25日(日) 「今日の出来事」
2022年12月31日
ルカ福音書2章8~20節
- 福音書記者は「今日の出来事」としての救い主の誕生を記しています。今日という言葉が強調されてメッセージを伝えているのです。
- クリスマスは二千年前の出来事を繰り返し思い起こすためだけにあるのではなく、今日、今、キリストを迎えてこそ意味があります。
- わたしたちは忙しさや、逆に怠慢によって今日すべきことを明日へ伸ばしがちであり、時を失いがちです。そこに天来の言葉が響くのです。
- もう一つ注目するのは「恐れるな」という言葉です。クリスマスに向けてザカリアに、マリアに、ヨセフに、羊飼いに告げられました。
- 救い主の誕生は、神の民ユダヤ人だけでなく、全ての民が救われるという、本来なら人間の理解を超えた恐るべき出来事だったからです。
- 天使は「大きな喜び」であると告げました。これは決して失われることのないということです。悲しみや苦しみが大きくても消えません。
- 喜びの知らせを聞いた羊飼いたちは確かめ、事実を伝えていく最初の伝道者となります。わたしたちも今日の出来事を伝えていきましょう。