12月26日(日) 「クリスマスの裏で」
2022年01月02日
マタイによる福音書2章13~23節
- クリスマスは救い主の誕生を喜び祝う日ですが、その背後に起こった悲劇を抜きにお祝いだけ、というわけにはいきません。
- 救い主の誕生をきっかけに、ベツレヘム周辺の2歳以下の男の子が皆殺しにされるという闇を生み出したのはヘロデの心の闇です。
- なんと残酷な、と思うところですが、自分という王国を建て、自分中心でなければ気が済まないのはヘロデに限らない問題です。
- ヨセフとマリアは、神から委ねられて幼子を守り育てました。信仰のゆえに困難に遭遇させられ、闇の中を歩むこともあるのです。
- また、自分の信仰の有る無しにかかわらず、正義の神の子が誕生したはずなのに理解しかねる苦しみにあうこともあります。
- この不可解な出来事は、引用されたエレミヤ書31章15節、その後に続く預言の成就です。神が新しい契約を結んでくださいます。
- 人間の罪と悲惨が極まる地点に十字架を立て、わたしたちが生きるために罪と悲惨を引き受けられました。そこに希望があります。