12月29日(日) 「喜びの裏で」
2025年01月05日
マタイによる福音書2章13~23節
- クリスマスはわたしたちにとって、大きな喜びの時ですが、救い主誕生をきっかけに起こった悲劇も忘れるわけにはいきません。
- 王位に固執するヘロデの心の闇が、「新しい王」を認めることができず、ベツレヘム周辺の2歳以下の男の子を皆殺しにさせました。
- この闇はヘロデ特有のものではなく、自分という国の王であり続けようとするわたしたちみんなが持っているものです。
- この不可解な出来事は、神から離れたイスラエルがバビロンによって滅ぼされた時の嘆きが語られているエレミヤの預言の成就です。
- しかし、それには続きがあります。神はイスラエルを見捨てず、わたしたちの罪を赦し、新しい契約を結んでくださるのです。
- 主イエスのご家族がエジプトに逃げなければならなかったのは、結果的に新たな出エジプトが起こることの表れでもありました。
- 人間の闇が色濃くある世の中にあって、わたしたちの罪を赦す救い主の誕生を覚え、救いの希望を光として掲げていきましょう。