12月31日(日) 「幼子を抱くシメオン」
2024年01月13日
ルカによる福音書2章21~38節
- 主イエスは誕生後、律法の規定に従って割礼を受け、長男として神殿に献げられました。そこでシメオンとの出会いがありました。
- シメオンは、個人ではなくイスラエルが慰められるのを待ち望み、聖霊によって、メシアに会うまでは死なないと約束されていました。
- そこに両親に連れられた幼子イエスが現れたのです。"霊"の導きによって、シメオンはその幼子がメシアだと分かったのでしょう。
- シメオンは幼子を抱きながら神を讃美しました。その賛歌は「ヌンク・ディミティス」と言われ中世の修道院で毎日歌われていました。
- これは、シメオンの「今こそ安らかに去らせてくださいます」という言葉から来るものです。一日の終わりにふさわしい祈りとなります。
- この後登場する女預言者アンナも、年を取るまで信仰を守り、幼子との出会いが与えられました。彼女も救いを待ち望んでいたのです。
- ディミティスとは派遣するという意味もあります。安らかに去らせる=平安のうちに派遣されるのです。新しい年へ派遣されましょう。