12月4日(日) 「神の子の誕生予告」
2022年12月10日
ルカ福音書1章26~38節
- 「受胎告知」として有名な場面です。マリアを訪れた天使の最初の挨拶は「おめでとう」でした。これは「喜びなさい」ということです。
- 実は具体的な描写がされていない天使は、ただまっすぐに神の御旨を知らせに来たのです。それは、神の子を身ごもるということでした。
- しかし、10代半ばとされる、結婚前のマリアにとって、それは喜びの知らせどころか、不安と恐ろしさを感じるものでした。
- 婚約者ヨセフはどう思うか。それに結婚前の妊娠は姦淫の罪で石打ちの刑に処されるかもしれないのです。ありえないと思うのは当然です。
- 天使が告げた「神にできないことは何一つない」は、「神の言葉で実現しないものはない」ということです。神の約束は実現するのです。
- マリアはその言葉を受けて「お言葉どおり、この身に成りますように。」と受け止めました。分からないなりに、主に全てを委ねたのです。
- マリアが「どうしてそのようなことが」という思いに留まらなかったように、わたしたちも神の言葉の実現を信じて用いられましょう。