2月21日(日)「命をかち取れ」
2021年02月27日
ルカによる福音書21章10~19節
- 社会的騒乱、民族戦争、天変地異、疫病、飢饉や迫害。これら末期的兆候が終末には起こるという黙示的表現が描かれています。
- しかし、聖書が示す世の終わりは世界破滅ではなく、全てのものが露わにされる時です。神が天地を創られた目的がハッキリされるのです。
- 終末信仰に生きる者は、この世に絶望したり諦めたり、逃避したりしません。そして、確信をもって大胆に生きることができます。
- 様々な混乱、分裂、破壊は破滅の兆候ではなく、再創造の徴です。だから絶望的な状況にあってもなお、希望をもって歩むこととなります。
- 世も末だと思われるような現実は、人間中心主義の行き詰まりを実感させ、神のものは神に帰さなければダメだという思いに至らせます。
- 命はわたしたちが創り出せるものではありません。神が創り、育て、取り戻すのです。主イエスの十字架と復活をもって魂を取り戻します。
- 堪え忍んで我慢するのではなく、悩み苦しみに遭っても、神の約束に固着しながら希望を抱いて生きる者は命をかち取ることになるのです。