2月25日(日) 「神に属する者」
2024年03月08日
ヨハネによる福音書8章39~47節
- 新約聖書(マタイ福音書)が主イエスの系図から始まっているように、ユダヤ人にとって血筋というのはとても大切なものでした。
- 彼らは「信仰の父」と呼ばれたアブラハムの子孫であることにこだわり、自分たちこそ神に選ばれた民であることを誇りにしていました。
- 神に選ばれた民だから、自分たちは救われる家系なのだということが彼らの拠り所でしたが、血筋ではなく信仰だと主は指摘されます。
- 主イエスを信じたユダヤ人たちは、アブラハムの子と言いながら、根本のところでは神の言葉を受け入れることができていなかったのです。
- だから主イエスは彼らを「悪魔の子」と断罪します。悪魔はわたしたちを神から離れさせる力です。彼らの内に真理が無いからです。
- 悪魔は最初から分かる仕方では誘ってきません。いかにも真理であるかのようなふりをして、人を真理から逸らせようとするのです。
- 神の言葉を受け入れ、そこに留まる者、主イエスの十字架の贖いによって新しく生まれ変わらされた者こそが神に属する者なのです。