2月27日(日) 「五餅二魚」
2022年03月05日
マルコによる福音書6章30~44節
- 「五餅二魚」はわずかな、取るに足りないものを象徴し、キリスト教会のシンボルとして今日まで広く用いられてきています。
- 最後に「男が五千人」とありますが、その場には女性や子どももいたでしょうから、五千世帯と表現してもよいかもしれません。
- そのような大人数を前に、たった5つのパンと2匹の魚が、主の祝福にあずかる時、人々を満たして余りあるものとなるのです。
- 人間の様々な限界を超えて、無から有を造られる主は、人が無力さを認識し、謙遜になった時に、救いの御手を差し伸べられます。
- 並行記事を見ても、この給食の記事はヘロデがヨハネの首をはねた後に記されています。死の宴と命の宴が対比されています。
- 自分の意にそぐわない者は抹殺する宴と、貧しくても分かち合う豊かさの中で喜びにあふれる宴、どちらにあずかるのでしょうか。
- わたしたちは、わずかにして貧しい者ながら、主に祝福していただき、分かち与える神の愛を中心にした共同体を形成していくのです。