3月13日(日) 「触れるだけの信仰」
2022年03月20日
マルコによる福音書6章53~56節
- 主イエスと弟子たちはガリラヤ湖を渡り、ゲネサレトという土地に着きましたが、ここでも変わらない人々の無理解に遭遇しました。
- 人々は主イエスが来たと知ると、どこへ行っても病人を連れて来て、またその服にでも触れさせて欲しいと願ったのです。
- 確かに人々は救いを求めて来たのでしょう。しかし、それは神の国を求めるのではなく、自分の都合のために利用しているのです。
- 自分の願望から迷信的な思いで、服のすそにでも触れれば癒される、そういった信仰とは言えないような求め方でした。
- この地方の人々も、主イエスを罪から救う救い主ではなく、自分の願いが叶うための救い主として受け止めていたのです。
- 主イエスはそうした人々も癒されました。忘れてはならないのが、癒しを行った主ご自身は痛みを負う十字架へと向かったことです。
- わたしたちも神の御心を理解しない心の鈍さを持っています。その的外れ=罪から救うために十字架へ向かわれる主を仰ぎましょう。