3月19日(日) 「滅びないもの」
2023年03月28日
マルコによる福音書13章28~31節
- 小黙示録と呼ばれる13章において、謙虚に、余裕をもって、しかし緊張感を忘れることなく終末に備えることが勧められています。
- ここでのいちじくの木の教えは、刈り入れの時を覚えよということです。刈り入れは一朝一夕にもたらされるわけではないからです。
- 刈り入れは倉に納めるものと焼却処分にされるものがより分けられる時でもあります。その時が突然来るにしても、目覚めて備えるのです。
- 必ず終わりが来るからこそ、いつ召されてもいいように、あせらず、あわてず、あきらめずに生きよという勧め・教えです。
- そうした生き方の根源となる、「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」という言葉が真理として垂直に臨みます。
- 「天地」にはわたしたちの命も含まれます。わたしたち滅びゆく存在が、滅びゆかない神の言葉に受け止められているのです。
- 神の言葉が受肉したイエス・キリストに留まり続けることによって、永遠に向かって導かれつつ歩んでいく。その確信が与えられています。