3月24日(日) 「エルサレム入城」
2024年04月03日
ヨハネによる福音書12章12~19節
- 受難節の中で特に大切な、主イエスの最期の週を覚える受難週の歩みに入りました。いよいよ主イエスの十字架の時が迫ってきています。
- 「棕櫚の主日」と呼ばれるこの日、主イエスは民衆の大歓迎の中、ゼカリヤ書9章9節の成就となる、ろばの子に乗って来られました。
- 人々は失われたイスラエルという国の再興をしてくれる王を救い主として待ち望んでいたのです。主イエスの業を見て期待が高まりました。
- しかし主イエスは、戦いに猛き軍馬ではなく、平和の象徴であるろば、しかも子ろばに乗ってエルサレムに来られたのです。
- これまで、人々がご自分を王として担ぎ上げようとしているところから隠れるようにしてきましたが、今は粛々と進んでいかれます。
- それは、ついにその「時」が来たからです。ユダヤ教当局は、主イエスが生き返らせたラザロをも殺そうとしました。証拠隠滅を図ります。
- 主は苦しみの道を、誰からも理解されなくても、神の御心がなるために進んでいかれます。本来ならわたしたちがたどるべき道をです。