3月28日(日) 「最後の晩餐」
2021年04月01日
ルカによる福音書22章14~23節
- 過越の食事は、イスラエルの民がエジプトの奴隷から神の御手によって解放されたことを覚え、感謝するために定められた儀式です。
- 主は「記念するために」この食事を行うよう命じられました。単なる"記念行事"のようなものではなく、「思い起こす」という意味です。
- 過越の際に犠牲として捧げられた小羊の体と血を、主イエスはこれから十字架にかけられる御自分の体と血に重ねられたのです。
- エジプトの奴隷からの解放には小羊の死が用いられましたが、全ての人を罪の奴隷から解放するために神の子の死が用いられました。
- この食卓には、後に裏切るユダも招かれていました。ユダだけではなく、その場にいた弟子たちはみんな逃げてしまうことになります。
- 主はこれらのことをご存じのうえで最後の晩餐を守りました。わたしたちの弱さを主は十分知ったうえで、なお招いておられます。
- 礼拝は主の食卓を囲むように招かれています。礼拝のたびごとに主の十字架を覚え、罪赦された恵みを携えてこの世へ送り出されるのです。