3月9日(日) 「この人を見よ」
2025年03月21日
ヨハネによる福音書19章1~16節前半
- ピラトは主イエスから罪を見出すことができず、判決を下す前に侮辱をし、それでもう十分だと思わせて釈放しようとしました。
- ユダヤ人たちの前に主イエスを引き出し、「この人を見よ」と言いました。侮辱を受け死刑にする価値もない男ではないかと示したのです。
- しかしユダヤ人たちは「十字架につけろ」と叫ぶのです。それは主イエスが「神の子と自称したから」という言いがかりからでした。
- ピラトは再び主イエスを尋問しますが、ピラトがこの世の権力を振りかざした時、主イエスは神からの権威についてお答えになりました。
- ピラトが頼っている権力は皇帝から与えられたもので、それすら神から与えられたものです。ピラトは権力に縛られてしまっていました。
- 再三主イエスの罪を見出せないと言うピラトでしたが、結局群衆の圧力に負けました。それは過越祭の準備の日、小羊が屠られる時でした。
- 正しい神の子ではなく強盗を選ぶ民、この世の権力のために自分の意を曲げる者、こうしたわたしたちのために主は十字架へ向かわれます。