4月10日(日) 「振り向かれる主」
2022年04月16日
ルカによる福音書22章54~62節
- 同じ22章で主イエスが予告した通り、命を懸けて主に従うと誓ったはずのペトロの離反は起こってしまいました。
- ペトロは、大祭司の家の中庭まではついて行ったのです。しかし、主イエスの仲間という指摘を三度否定してしまうのです。
- これを彼の信仰や人間的弱さと責めることはできません。誰でも窮地に陥ればその場を逃れるための保身に走るからです。
- 離反したペトロを主は振り向いて見つめられました。そのまなざしの中で、ペトロは正しい自己理解、自身の弱さに気づいたのです。
- もし主のまなざしがペトロを責めるようなものや蔑むようなものだったら、かえって開き直っていたかもしれません。
- わたしたちの罪とは、神の目をごまかそうとするものです。しかし、主イエスの目に気づいた時、我に返って悔い改めに導かれます。
- 振り向いた主のまなざしは、ペトロだけでなく、わたしたちにも向けられています。罪を嘆き、悔い改めて主に従って参りましょう。