4月2日(日) 「埋葬の準備」
2023年04月09日
マルコによる福音書14章1~11節
- 主イエスが十字架にかけられる2日前、祭司長や律法学者たちは、主イエスを殺そうと諮りましたが、暴動を恐れてやめることにしました。
- それはユダヤ人にとって大切な過越祭の最中だったからです。人の思いは神の子を殺そうとし、また人の目を恐れて取りやめるのです。
- 一方シモンの家では、一人の女性が高価なナルドの香油を主イエスに注ぎかけることをもって結果的に埋葬の準備をすることになります。
- 一人の年収分くらいの価値のある油を主に注ぎかけて使い切ってしまう。無駄遣いだ。施した方が有効だと責める人がいるのもわかります。
- しかし主は、この女性のすべてを献げる献身の思いを受け止め、それを自身の埋葬の準備として、後の世まで覚えられると言われたのです。
- この女性は確かに驚くべき献げ物をしましたが、それ以上に主は命をのものを捧げられました。わたしたちを救うための神の御計画です。
- イスカリオテのユダは主イエスを裏切る決心をし、祭司長たちは喜んでそれを受け入れます。人の思いと神の計画の差が浮かび上がります。