4月6日(日) 「十字架につけろ」
2025年04月26日
ルカによる福音書23章13~25節
- 主イエスの十字架が決定づけられようとしています。それはすべての人の罪を、身代わりとして独り子に背負わせるという神の御心でした。
- 直接的には当時のユダヤ教指導者たちの妬みや逆恨みによります。彼らは主イエスを十字架につけるため、ローマに反逆罪として訴えます。
- しかし総督ピラトは主イエスに罪を見出すことができません。彼は釈放を試みますが、最後は群衆の力に負け、正義を曲げてしまいます。
- 主イエスの代わりに釈放されたのは、暴動を起こしたバラバでした(マタイではバラバ・イエス)。バラバとは「父の子」という意味です。
- 人々は神の子イエスではなく人間の子イエスを、真の罪からの解放者ではなく暴動による政治的解放者を選ぶという皮肉が起こりました。
- 無信仰者が主イエスを十字架につけたのではありません。信仰をもっていながら、自分中心に神をも動かそうとする罪がそうさせたのです。
- わたしたちの罪が神の子を十字架につけたこと、結果的に赦され、釈放されたのは罪人だったことを深く思わされる受難節の歩みです。