4月9日(日) 「ここにはおられない」
2023年04月25日
マルコによる福音書16章1~8節
- イースターは主が復活した喜びの日です。死ぬべき存在のわたしたちに永遠の命が与えられたこと、新しい命の体験の日となります。
- しかし、この復活ほど信じ難いことはないかもしれません。主イエスの身近にいた弟子たちでさえ、誰も信じることができなかったのです。
- 聖書は、復活の証言を4つの福音書すべてに記しています。共観福音書に共通しているのは「ここにはおられない」という知らせです。
- 甦りの主は、死を空しくされ、過去という墓にはおられないのです。わたしたちが目を、心を向けるべきは別のところにあるのです。
- 先週、主が受難の道を歩まれたのは、十字架の死が神の御旨を実現するためだったからです。死で終わらない新しい命の道があるからです。
- キリストはここにはおられない。主は死さえも空しくされました。墓が空なのは、主が死に打ち勝たれ、先に進まれていることの印です。
- 暗闇の中に居続けるのではなく、先にある光を見ること、墓の中の主を探すのではなく、復活の主を仰ぎ見つつ将来へ向けて歩みましょう。