5月1日(日) 「昔の人の言い伝え」
2022年05月07日
マルコによる福音書7章1~13節
- エルサレムからやって来たユダヤ教の指導者たちは、主イエスの弟子たちが手を洗わずに食事をするのを見てそれを糾弾しました。
- これは衛生面の「汚れ(よごれ)」ではなく、「汚れ(けがれ)」に関わることですが、律法に規定されていたわけではありません。
- 生活するうえで触れてしまったかもしれない汚れたものを徹底的に排除するため、後から具体的に定められた掟からきています。
- 清めようという努力はよいのですが、問題は律法を守っていれば清い、そうでない者は汚れている=救われないという判断です。
- 自分たちの清さを主張する律法学者たちに、主イエスはイザヤ書を引用して「偽善者」と言い切り、真っ向勝負をしかけました。
- 神の御心は、わたしたちが自らの正しさを誇ることではなく、自らの罪に気づき、罪を悔い改めることを求めておられます。
- 主イエスは罪人とも食事を共にされました。罪人がそのまま滅びるのではなく、神の交わりに生きることを願っておられるからです。