５月２１日（日）　「宮清め」

ヨハネによる福音書２章１３～２５節

• マタイ・マルコ・ルカによる福音書では受難週の初めの出来事として記されてある「宮清め」はヨハネ福音書では最初の奇跡のすぐ後です。
• ヨハネ福音書は時系列ではなく救いの出来事の本質に注目しています。公生涯の最初にカナの婚礼と宮清めがあることに意味があります。
• 水がぶどう酒に変わる最初の奇跡、母に対する「婦人よ」という呼びかけ、そして宮清めは十字架と復活への歩みにつながっているのです。
• 主イエスは神殿の腐敗した様子をご覧になり、怒りを露にされました。かなり大胆な仕方で、商売する者たちや動物を追い払ったのです。
• 当然ユダヤ当局の反感を買うことになります。ヨハネ福音書では早くもこの出来事が主イエスの十字架を決定づけたものとなるのです。
• この時点では、この出来事の意味は誰も分かりませんでした。しかし、主の十字架と復活の後に主の言葉と行為の意味が分かったのです。
• 動物の犠牲を必要としない、全き犠牲としてご自身をささげられた主に、真の礼拝をささげるにふさわしい者へ変えていただきましょう。