5月8日(日) 「人を汚すこと」
2022年05月14日
マルコによる福音書7章14~23節
- 食事の前に手を洗わない主イエスの弟子たちを見て難癖をつけた律法学者たちに、「偽善者」と厳しい言葉を返した場面の続きです。
- 彼らは律法だけでなく、その律法をより完全に守ろうとして聖書に記されていない掟を作り、口頭で伝えてきたのです。
- 生活すべてを神に完全に従おうとする動機は尊いものでしたが、それが自分の正しさを主張する根拠となってしまったのは問題です。
- 神が求めておられるのは、御前にへりくだることです。立派に律法を守ろうとしても、神の前には正しさなど主張できないのです。
- 律法学者たちが間違っていたことは、自分の罪に気づいていないことでした。気づいていないから悔い改めることもなかったのです。
- 主イエスは「汚れ」を問題にする彼らに対し、「罪」を問題とされたのです。外から入る食べ物ではなく内から悪いものが出てきます。
- 全ての人は罪人であり、悪いものばかり出てきてしまうことをご存じであり、その解決のために神の子は遣わされて来られたのです。