6月14日(日)「サウロの回心」
2020年06月20日
使徒言行録9章1~9節
- 自分の努力によるものではなく、神との出会いによって、神の側からの働きかけによって変えられることを改心ではなく回心と言います。
- ユダヤ教のエリート中のエリートで、キリスト教徒を迫害していたサウロは、迫害に向かう途上、思いがけない出来事に見舞われます。
- 突然、天からの光に照らされ、地に倒れたサウロは「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」という声を聞きました。
- 「サウル」とはヘブライ語、彼が幼い頃から呼ばれていたであろう名前、それを二度呼びかけるという親しみを込めた仕方で聞いたのです。
- 彼は「主よ、あなたはどなたですか」と問います。神の裁きと実感し、迫害していた相手と知らず、とっさに「主よ」と発したのでしょう。
- サウロは十字架以前のイエスとは出会っていません。復活のキリストと出会い、その確信のもとに伝道者として立てられていきました。
- サウロほど劇的な経験はないかもしれません。しかし、キリストとの出会いによって生き方を変えられた証しをしていくのが教会です。