6月15日(日) 「荒れ野で叫ぶ者の声」
2025年06月29日
マタイによる福音書3章1~12節
- 洗礼者ヨハネは、神が遣わされる救い主のために道備えをする存在として預言されていました。彼は「荒れ野で叫ぶ者の声」でした。
- マタイ福音書だけが記している彼の最初の言葉は「悔い改めよ、天の国は近づいた」でした。これは後の主イエスの言葉と重なります。
- 天の国、すなわち神の支配が確立する時が迫っている。わたしたちが神の国を求めるようで、実は向こうから迫ってきているのです。
- 悔い改めのしるしとしてヨハネは洗礼を授けていました。悔い改めるには罪を告白することが必要です。罪を自覚し、赦しを請うのです。
- 洗礼を受けに来た人の中にいたユダヤ教の指導者たちに、ヨハネは厳しい言葉を浴びせました。悔い改めの実を結んでいないからです。
- 彼らはアブラハムを先祖とし、すでに神に選ばれた民なのだから、悔い改める必要はないと思っていました。救いを自己完結していたのです。
- わたしたちは切り倒されて火に投げ込まれた主イエスを知っています。自分の努力ではなくただ主の十字架と復活にこそ希望があります。