6月16日(日) 「ラザロ、出て来なさい」
2024年06月26日
ヨハネによる福音書11章38~44節
- 主イエスは再び憤られてラザロが葬られた墓に来られました。復活の主を信じることができずに嘆き悲しむ人に対してではありません。
- 死が人間の最後を支配していると思わせ、絶望と悲しみに閉じ込めてしまう死そのものに対して主は憤られ、死と戦い、勝利されるのです。
- 主は墓の石を取りのけさせました。4日もたって腐りかけている、完全な死の支配下に置かれているという象徴の石をどかせるのです。
- そして主は「わたしの願いを聞き入れてくださって感謝します」と祈られました。「聞き入れてください」という願いではないのです。
- 祈りの後、主イエスは「ラザロ、出て来なさい」と大声で叫ばれました。わたしたちを支配しているかに見える死を一喝するものです。
- ラザロが墓から出てきた様は、主イエスが復活された時と違い、埋葬されたままの姿でした。その布を解くことで死から解放されたのです。
- 「ある病人」「死んでいた人」はラザロという特定の人に限らず、わたしたちに起こることを示します。喜んで新しい命に生きましょう。