6月19日(日) 「四千人の給食」
2022年06月25日
マルコによる福音書8章1~10節
- すでに6章30節以下で「五千人の給食」の記事を見ました。内容が似ているため、本来は一つの出来事だったという説もあります。
- しかし、人数だけでなく、用いられたパンと魚の数、余った籠の数、群衆の空腹の心配をした人(弟子か主イエスか)等が違います。
- この場面の文章に現れていない違いは、6章はユダヤ人が対象だったことに対し、ここは異邦人にも救いが及ぶことを示しています。
- 三日も主イエスと共にいる群衆。帰るタイミングがあってもそうしなかった、救いを必要としている人に主は憐みを寄せられます。
- 圧倒的な人数を目の当たりにして、ここでも不信仰を表してしまう弟子たち。すでに五千人の給食を経験していたはずなのにです。
- ここで主は、感謝の祈りと賛美の祈りを唱えられました。祈りの中で感謝と賛美はつながっていることが分かります。
- 同じ籠でも6章はパンを入れる籠、ここでは魚を取る網の籠でした。神の大きな恵みの業は、ユダヤ人に限らず異邦人をも豊かに満たすものなのです。