6月27日(日) 「神の国は近づいた」
2021年07月03日
マルコによる福音書1章14~15節
- マルコによる福音書における主イエスの第一声がこの御言葉です。この第一声に、この後主が語られること、主の御業が込められています。
- 「時は満ち」の「時」の言葉は、流れていく時間としてのクロノスではなく、決定的な出来事に向かっていくカイロスが用いられています。
- 主イエスがこの時現れたことには意味があったのです。ヨハネが捕えられたことにより、先駆者の時が終わり救い主の登場の時となります。
- ただ、この時が救いの時ではなく、救いの完成に向かって時が動き始めたのです。もともと動いていた時が人の目に明らかになったのです。
- 「神の国は近づいた」ということは、わたしたちが努力して向かっていくのではなく、神の国の方からこちらにやってくるのです。
- 神の国は主イエスと共に到来しました。主イエスと出会い、悔い改めという方向転換をし、神に従って歩むことができるようになります。
- 教会は、罪人に過ぎないわたしたちを、命を賭けて愛してくださる主の愛を知らされる所、その愛にどう応えるかが問われている所です。