6月6日(日) 「荒れ野の誘惑」
2021年06月12日
マタイによる福音書4章1~11節
- 主イエスは洗礼を受けられた後、荒れ野において悪魔の誘惑を受けられました。このことが十字架への歩みという公生涯を決定づけました。
- 主が受けられた3つの誘惑は、どれも神の子を、神と分離させるような働きかけでした。しかも悪魔も聖書の御言葉を引用してまで迫ります。
- 悪魔の巧妙さは、初めからそれと分かる仕方では誘ってきません。物事を曖昧にして、目的を達成しようと微妙な点を突いてくるのです。
- 主は、いずれの誘惑に対しても、聖書の御言葉で対抗しました。悪魔も引用するといっても歪曲していますから相手になりません。
- 主は、一つの意見や考えで悪魔に対したのではなく、第一になされるべきは創造主である神を拝することが命に至る道であると示しました。
- 自信過剰や、熱狂的、現世利益的な姿勢が荒れ野化していく世界に広がります。人間の尊厳を守り抜くための戦いが今も続いています。
- 悪魔はだんだん高いところに引き上げていって、最後は落とすのです。誘惑に舞い上がらず、御言葉の土台の上にしっかりと立ちましょう。