7月11日(日) 「権威ある者」
2021年07月17日
マルコによる福音書1章21~28節
- 主イエスは、安息日に会堂において人々に教えることをもって、本格的な活動を始められました。その時人々は権威ある教えに驚きました。
- 当時律法学者たちは、聖書の言葉の解釈を人々に教えていましたが、主イエスにとって聖書は神の言葉、ご自分の言葉そのものでした。
- 主イエスの権威とは、愛を造り出す権威であり、人を倒すような権力ではなく、人間性、人間の尊厳を回復させる権威ある教えだったのです。
- ここで「汚れた霊」が出てきます。汚れた霊は主イエスに「かまわないでくれ」と叫びました。「正体はわかっている」とも言いました。
- 主イエスを神の聖者だと理解していながら、救うためでも慰めるためでもなく、滅ぼしに来た、と思わせるのが汚れた霊の本領です。
- 主は叫ぶ霊に対して、「黙れ、この人から出て行け」と、懇願や取引ではなく、人間性を断固取り戻すために命令、宣言をなさいます。
- カファルナウム(慰めの村)において、主にあって生き、死に、よみがえらされる。それがわたしたちの行く道であることを示されました。