7月24日(日) 「山上の変貌」
2022年07月31日
マルコによる福音書9章2~13節
- 主が山に登られたのは祈るためであったと並行のルカ福音書は記しています。それは神の御心を聞き、自分の使命を再確認するためでした。
- そこで主イエスの姿が変わり、服が真っ白に輝く「山上の変貌」が起こったのです。そして主は現れたエリヤとモーセと語り合ったのです。
- 旧約聖書を代表するこの二人が主イエスと話していたのは、これも並行のルカでは、主イエスの最期について、十字架についてとされます。
- この神秘的な現象を目撃したペトロは、三人のために仮小屋を建てることを提案しました。しかし、恍惚感と信仰は別物であるのです。
- 山上の変貌は、ペトロの信仰告白、自分の十字架を背負って従いなさいという主の言葉の後に起こりました。十字架と栄光のつながりです。
- 主イエスはいつものように口止めをされましたが、「人の子が死者の中から復活するまでは」と言われたところに注意が必要です。
- 山上の変貌は十字架抜きで理解できないし、語ることもできません。人々の理想の姿ではなく、まことの神の子の姿を仰ぎつつ歩みましょう。