7月28日(日) 「神からの誉れか、人間からの誉れか」
2024年08月11日
ヨハネによる福音書12章36b~43節
- この後ヨハネ福音書は13章から17章まで、ユダヤ人は登場しません。そのため、これまでの話の締めくくりとも見られている個所です。
- 人々の前で主イエスは多くの奇跡を行い、最後は死んだラザロが生き返るということまで起こりながら、人々は主を信じなかったのです。
- 彼らが主イエスを信じなかったのは、自分たちが期待していた、国を興すために立ち上がってくれるメシア像とは異なっていたからでした。
- しかしそのことは、イザヤの預言の成就であるとヨハネは見ています。6章、53章を引用しながら、主の僕と主イエスを重ねています。
- ここから見て取れるのは、人々が信じないのは、神がそうさせているからかたくなであり、無理解なのです。神の御業のゆえなのです。
- なぜなら、人は自分の目で見て、耳で聞いて、自分の力で救いを得ることはできないからです。ただ神の恵みに立ち帰るしかないのです。
- 神を拒むかのような人間の現実の中で、神はそれをも用いて、御子イエスの十字架と復活によって救いを実現してくださったのです。