7月5日(日)「気を落とさずに祈る」
2020年07月11日
ルカによる福音書18章1~8節
- 主イエスは、容易ならざる現実を切り裂いて、人をなお前進させるものは、絶えざる祈りだということを、たとえをもって教えられました。
- 「不正な裁判官」と言われる彼は、ユダヤを支配するローマに立てられた、権力者側の裁判官として、自分の思い通りになったのでしょう。
- 彼は自分で「神を畏れず人を人とも思わない」と言っています。この不遜な姿勢の中に、現代にも及ぶ人間の問題点が現れているようです。
- この裁判官の心を変えたのが、一人のやもめの、どんなに断られ、門前払いをくらっても諦めずに願い続ける不撓不屈の意志の強さでした。
- わたしたちは、神の正しい裁きがあればこそ、熱心に執拗に祈ることができます。思いつきで祈るのではなく、確信をもって祈るのです。
- 祈りは単なる願望に留まらず、意志を生み出し、意志は決断を、決断は行動を生み出します。心からの祈りは行動に通じるのです。
- 神がわたしたちを求めてやまない。だから、わたしたちは差出人不明の祈りではなく、神の求めに応じられるよう、祈り続けるのです。