7月6日(日) 「荒れ野の誘惑②」
2025年07月21日
マタイによる福音書4章5~7節
- 荒れ野における悪魔の誘惑の二つ目は、神殿の屋根の端から飛び降りてみよ、つまり奇跡的ショーを演じてみせよということでした。
- しかも、一つ目の誘惑を御言葉で返されたため、聖書(詩編91編)の言葉を引用して、その言葉どおりであるか証明してみろと言うのです。
- これに対し主イエスは、申命記6章16節の言葉をもって、奇跡を用いて神の子たるアピールすることをハッキリと断ち切られたのです。
- もともと詩編は神への信頼を歌ったものです。神を信頼するよう偽装しつつ神を試みることはしない。神の御旨に従うことを選びました。
- 奇跡が信仰を起こすことは無いわけではありませんが、それが依存癖になることもあります。まして名声のための奇跡は不要です。
- 悪魔の誘惑は分裂・分断させるところにあります。神の子を「神」と「子」に分けさせる。主イエスは神の子という立場を徹底されました。
- 神に従おうとすれば、そうはさせまいとする力が迫ってきます。しかし、神の御言葉に固く立ち、鍛えられつつ戦いに勝利しましょう。