8月11日(日) 「わたしの足を洗ってくださる主」
2024年08月21日
ヨハネによる福音書13章1~11節
- 13章から17章までは、いわゆる最後の晩餐の場面となります。ヨハネ福音書は聖餐について記していませんが、洗足の様子を描きます。
- 当時、食事に招待された時は沐浴してから訪ねましたが、サンダル履きの足は汚れるので、異邦人奴隷が主人の足を洗うのが習慣でした。
- 跪いてする作業を主イエスがなさったのです。弟子たちは驚いたというより混乱したことでしょう。ペトロは拒絶したほどでした。
- わたしたちもペトロの気持ちはよく分かります。主に足を洗っていただくなんてとんでもない、もったいないことだと思うのです。
- しかし、洗っていただかなければならない汚れがあるにもかかわらず、それを不要というのは、謙遜なようで傲慢な姿勢でもあります。
- この場面の、主が上着を脱ぎ、着るという言葉は10章17節の良い羊飼いが命を捨て、再び受けるという言葉と同じです。
- 主はご自分を裏切る者も含めた弟子たちを最後まで愛し抜かれ、その足を洗われたのです。主の食卓で清められ続けていきましょう。