8月18日(日) 「互いの足を洗い合う」
2024年08月30日
ヨハネによる福音書13章12~20節
- 主イエスが弟子たちの足を洗うという衝撃の出来事は、他の福音書では最後の晩餐で示される、主の十字架と結びついたものでした。
- 当時足を洗うのは(異邦人の)奴隷の仕事でした。他人の前に跪き、頭を下げ、汚れた足を洗うというのはできればやりたくないものです。
- 「先生」というのは先に生まれたばかりでなく、先ず生きるということです。主イエスは優劣を量りたがる弟子たちの模範となりました。
- 主イエスは「互いに足を洗い合いなさい」と言われました。誰かの足を洗いなさいではないのです。互いに仕え合うことが大切なのです。
- 謙遜になって他人の足を洗うだけでなく、洗われる側にもならなければなりません。仕え合い、赦し合う関係に共同体が生まれます。
- 主イエスに足を洗っていただいた弟子の中にはこの後裏切るユダも含まれていました。残念ながらユダは主の愛を受け止めなかったのです。
- わたしたちは主に足を洗っていただかなければならない存在です。洗っていただき、洗う者へと変えられるのが十字架によって示されます。