8月22日(日) 「罪人との食卓」
2021年08月28日
マルコによる福音書2章13~17節
- 徴税人とは、単なる税の徴収者にとどまらず、敵国ローマのために同胞を売るような仕方で、人からの信用を完全に失っていた人たちです。
- 誰からも相手にされない徴税人に、主イエスは目を留め、近づき、弟子として用いようとされます。レビはマタイと同一人物と言われます。
- 主の招きに彼は明快率直に反応しました。「彼は立ち上がってイエスに従った」とあります。主の招きに対する応答はここに極まります。
- 自分に集中するため座っていた者が、分かち合う者へと立ち上がらされていく。人間性回復をもたらされた彼は主を食事に招きました。
- 自分が救われた喜び・感謝は分かち合わずにいられない。こうして彼は仲間である徴税人や罪人と共に主イエスと食卓を囲むのです。
- しかしここでも、喜ぶ者と共に喜べない者がいました。神は人を偏って見ないのに、人間が人を偏って見て、差別や嫌悪します。
- 罪ゆえに本心に立ち返って人間性を取り戻すか、自分本位にうぬぼれ、神も人も、ついには自分をも失うか。主の招きに従いましょう。