8月30日(日)「見えるようになれ」
2020年09月05日
ルカによる福音書18章35~43節
- わたしたちの日常には情報が溢れていますが、物事を見る目にフィルターがかかってしまい、正しい見極めができなくなることがあります。
- この箇所は、盲目の人が癒されて目が開かれたという奇跡であると同時に、全ての人にもたらされる普遍的な主の御業が記されています。
- ここでは、「見える人」と「見えない人」の対象がはっきりと浮かび上がります。見えるはずの人が実は見えていないのです。
- 「見えることしか信じない」というのは傲慢であることを知らされます。自分の判断のみを絶対化することが盲目につながります。
- 「見えるようになれ」と主は言われました。これは大切なことが見えていない、霊的視力不足に気づかせ、受け止めさせる御言葉です。
- 目は光があってこそ見えるのです。神は天地創造の際、全てに先立って光を造られました。光の下、人間は見えるように造られたのです。
- 視力と共に人間性を回復させられたこの人は、神をほめたたえながら主に従いました。それはわたしたちのあるべき姿でもあるのです。