8月8日(日) 「その人たちの信仰を見て」
2021年08月21日
マルコによる福音書2章1~12節
- 人は自分のために生きるのに精一杯なものですが、ここでは1人の病人を救うために、4人が力を合わせて主のもとに彼を連れて来ました。
- 人混みで主がおられる家に入れないと見るや機転を利かせ、賠償も厭わず他人の家の屋根をはぎ、主の前に病人を釣り降ろしたのです。
- 主は病人その人自身ではなく、病人を何とかして救おうとする4人の信仰を見て、病人へと向かって行かれ、いやしを授けられました。
- 主は「子よ、あなたの罪は赦される」と宣言しました。表面的な治療ではなく、内面から清められることなくして真のいやしはありません。
- 罪の赦し、病からの回復を共に喜ぶことのできない律法学者たちは、直接主に不満をぶつけるのではなく心の中であれこれ考えました。
- 罪を赦すなどと言う不遜さを思う彼らの心を見抜き、主はあえて病人に「起きて歩け」と命じます。応えた彼は床を担いで出て行くのです。
- 肉体的な回復ではなく永遠の命をこそ求めるべきです。自己中心の温床から離れ、罪赦された者として命を生かしていきたいと願います。