9月1日(日) 「互いに愛し合いなさい」
2024年09月14日
ヨハネによる福音書13章31~35節
- 新約聖書が書かれたギリシャ語では「愛」はエロース、フィリア、ストルゲー、アガペーの4種類に分けられて用いられます。
- エロースは見返りを求める愛、フィリアは人間愛、ストルゲーは親子や師弟関係の愛、アガペーは見返りを求めない愛で主語は全て神です。
- 主イエスは「新しい掟」として「互いに愛し合いなさい」と教えられました。互いに愛し合うことがなぜ新しい掟なのでしょうか。
- 主は「わたしがあなたがたを愛したように」と言われました。十字架に示される、神の一方的なアガペーの愛をまず知ることです。
- そうなると、自分の内にそのような愛が無いことに気づきます。罪の自分が赦され、愛されていることを知った時、神の愛が分かります。
- 愛されたら愛そうという受け身の愛ではなく、たとえ受け入れてもらえないような関係でも、愛を働きかけることによって変わってきます。
- キリスト教はご利益宗教ではありません。わたしたちが愛したからではなく、神が一方的に愛してくださっています。その愛にどう応えていくかが常に問われています。